今日行われたJリーグ第33節。首位鹿島はガンバ大阪と対戦。5-1という圧勝で首位を守った。2位の川崎が勝ったため優勝決定は5年連続で最終節までもつれこんだが…川崎のサポーターの皆さんには申し訳ないが…鹿島の優勝は動かないな…と見ている。
今日の試合はテレビで観戦したのだが…今の鹿島には強いチームに兼ね備えているものを持ち合わせている。
まず1つ目は穴がなく攻守のバランスがそろっている。浦和のような攻撃的サッカーでもなく、かといって守備重視というわけでもない。しかし、ディフェンス、中盤、トップが非常にバランスが取れているのだ。要所要所にきちんとしたタレントが占めている。なんだかんだ言っても「バランスが良ければ言うことがない…」と言うことを証明している。
2番目として相手の弱いところを徹底して攻められるところだろうか…。今日のガンバ戦もサイドバックに慣れていないガンバのディフェンダー高木の裏を徹底してついていた。そして、後半23分ガンバのルーカスが2枚目のイエローカードで退場になった後はそのパワープレーをついての加点。徹底して弱いところをつける「したたかさ」を鹿島は持っている。そして、オリヴェイラ監督の采配にも「ブレ」がない。「選手たちは何をすべきかわかっている」と再三コメントしていたが…その言葉に鹿島の現在を集約している。
もちろんチーム運営にも示されている。移籍選手や外国人に派手な選手がいるわけでもない…ただしっかりと「仕事」ができる。若手も育っている。興梠、内田というところがその最たる例。将来には「大迫勇也」という名前も出てくるのだろう。当面鹿島の時代は続きそうな感じがする。
それらの要因にはJリーグ当初からトップを走り続けてきた「伝統」というものももちろんあると思う。それらを各チームが超えない限り、「鹿島」と言う高く厚いカベがJリーグにそびえ続けるだろうと思うがどうだろうか?