新チェアマンは元ラグビー日本代表!
Jリーグの新チェアマン候補が、J1鹿島の大東和美社長(61)に一本化されたことが16日、複数のJリーグ関係者の話で分かった。20日のJリーグ理事会、総会で互選し正式決定する。任期は2年。定年(70歳未満)を迎えた鬼武健二チェアマン(70)は任期満了に伴い、2期4年で退任する。
チェアマンは川淵三郎、鈴木昌、鬼武各氏に続く4代目。鈴木氏に次いで2人目の鹿島出身チェアマンとなる大東氏は、06年に鹿島社長に就任。07年からの史上初となるJリーグ3連覇を支えた手腕の持ち主だが、サッカー界としては意外な経歴を持っている。
実は知る人ぞ知る、日本代表入りも果たした元ラガーメンだ。早大時代の70年には主将として日本選手権を制し、76年には早大監督として全国大学選手権を制した。元ラグビー日本代表監督の故宿沢広朗氏は、早大の2年後輩。その後入社した住友金属を経て、鹿島の経営に携わってきた。現役時代のポジションはフッカー。
ラグビーからサッカーへと活躍の場を代え、今もたくましい体が示す通りの強いリーダーシップで、J2東京Vの再建など難局に取り組むことになる。
~サンケイスポーツ~
…ラグビーのオールドファンならばおなじみの方…1970年に主将として早稲田大学を当時5年ぶりに日本選手権制覇に導き、1976年には同大学の監督として日本選手権では当時無敵の強さを誇った新日鉄釜石に敗れるも…関東大学対抗戦と大学選手権制覇。日本代表でもフッカーとしてキャップ6。
後に鹿島の社長になり大企業の商船三井をスポンサーにつけるなど。ビジネスマンとしてなかなか「やり手」の方だ。
…ラグビーファンとしてもチェアマン就任でJリーグの発展に期待したい。